新型コロナウイルス感染防止対策に関するゴミ拾い活動ならびにイベント実施についてのガイドライン(2020年5月28日版)
2020.05.28
2020年5月28日版 ※随時更新いたします。
BLUE SHIPでゴミ拾い活動ならびにイベントを実施される皆様へ
新型コロナウィルスにより影響を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
このガイドラインは、BLUE SHIPとして、新型コロナウィルスに対しての、イベント実施時における対応方針の基準を示したものです。
実際の現場では状況を適切に判断して対応していく必要がございます。
イベント実施の際には、各主催団体の責任のもと、ご対応をお願い申し上げます。
(1)新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で示している地域区分の確認
活動を行う地域が、①特定(警戒)都道府県、②感染拡大注意都道府県、③感染観察都道府県のいずれなのかを確認する。
①「特定(警戒)都道府県」
累積患者数、感染経路が不明な感染者数の割合、直近1週間の倍加時間などを考慮し、政府より指定された都道府県。4月7日に7都府県を指定した際の新規感染者数の水準等が、指定の基準となる。
②「感染拡大注意都道府県」
特定(警戒)都道府県の指定基準等を踏まえつつ、その半分程度などの新規報告者数等が確認された都道府県。
③「感染観察都道府県」
新規感染者が一定程度確認されるものの、感染拡大注意都道府県の基準には達していない都道府県。
※2020年5月25日に政府の発表にて、東京など首都圏の1都3県と北海道で緊急事態宣言が解除されたことにより、4月7日に出された宣言はおよそ1か月半ぶりに全国で解除されることになりました。
新型コロナウィルス感染症対策専門家会議の基準によると、全都道府県が③「感染観察都道府県」に該当するが、②か③かの最終的な判断は、各自治体の判断に委ねるものとされています。
各自治体ごとに独自の指針や制限を設けていないかを確認し、ある場合はそれに従い、ない場合は③を基準としてイベント実施を設計する。その他、変化していく各地域の状況に気を配りながら、柔軟に対応していく必要があります。
(参考1)「地域のリスク評価(地域区分)に応じた対応」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000630600.pdf
(2)地域区分ごとのイベント実施基準
活動を行う地域ごとの基準に従い、実施してください。
①特定(警戒)都道府県
※2020年5月25日の政府に全都道府県で緊急事態宣言が解除されたため、5月25日時点で①の地域区分に該当する都道府県はありません。
<事業実施基準>
オーバーシュート(爆発的患者急増)を生じさせないよう最大限取り組んでいく観点から、原則、集客イベントの実施を行わないことで、感染拡大予防を実施する。
②感染拡大注意都道府県
<事業実施基準>
人の集まるイベントや「3つの密(密閉・密集・密接)」を徹底的に回避する対策をしたうえで、感染拡大のリスクの低いイベント活動については実施する。イベント参加人数等に関しては各自治体が出すイベントの実施基準に従う。感染拡大の防止を重視し、必要に応じてイベント縮小、延期、または中止などの対応を検討する。
※イベントを行う地域の発生情報を常に注意し、もし特定(警戒)都道府県になった場合は、柔軟にイベントの延期・中止ができるよう想定しておく。
③感染観察都道府県
<事業実施基準>
「3つの密(密閉・密集・密接)」を回避する対策を適切に講じ、感染拡大のリスクの低い内容を調整した上で、屋内の場合は参加者上限を100人以下としつつ、収容人数に対して50%以下、屋外の場合は200人以下の参加者数を目安としてイベントを実施してください。
※イベントを行う地域の発生情報を常に注意し、もし感染拡大注意都道府県・特定(警戒)都道府県になった場合は、柔軟にイベントの変更、縮小、延期、または中止ができるよう想定してください。
※イベントの参加者上限は、新型コロナウィルスが順調に収束した場合は段階的に解除される見込みであり、その日程および人数上限の目安が、政府より示されています。
(参考2)「新型コロナウイルス感染症対策本部(第36回)」より抜粋
https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/sidai_r020525.pdf
(3)イベント実施時に行う予防措置
【リスク評価とリスクに応じた対応】
代表者は、実施されるイベントに応じて、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である接触感染と飛沫感染のそれぞれについて、スタッフや参加者等の動線や接触等を考慮したリスク評価を行い、そのリスクに応じた対策を検討する。
・ 接触感染のリスク評価としては、他者と共有する物品やドアノブなど手が触れる場所と頻度を特定する。高頻度接触部位(テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、キーボード、タブレット、タッチパネル、レジ、蛇口、手すり・つり革、エレベーターのボタンなど)には特に注意する。
・ 飛沫感染のリスク評価としては、換気の状況を考慮しつつ、人と人との距離がどの程度維持できるかや、施設内で大声などを出す場がどこにあるかなどを評価する。
【具体的な予防措置の例】
基本的には、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく感染拡大防止策を徹底することが重要である。例えば、人との接触を避け、対人距離を確保(できるだけ2mを目安に)することのほか、以下のものが挙げられる。
・ 感染防止のための入場者の整理(密にならないように対応。発熱またはその他の感冒様症状を呈している者の入場制限を含む)
・ 入口及び施設内の手指の消毒設備の設置
・ マスクの着用(従業員及び入場者に対する周知)
・ 施設の換気(2つの窓を同時に開けるなどの対応も考えられる)
・ 施設の消毒
(症状のある方の入場制限)
・ 新型コロナウイルスに関しては、発症していない人からの感染もあると考えられるが、発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある人は入場しないように呼びかけることは、施設内などにおける感染対策としては最も優先すべき対策である。また、状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限することも考えられる。
・ イベントによっては、万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱に十分注意しながら、入場者等の名簿を適正に管理することも考えられる。
(感染対策の例)
・ 他人と共用する物品や手が頻回に触れる箇所を工夫して最低限にする。
・ 複数の人の手が触れる場所を適宜消毒する。
・ 手や口が触れるようなもの(コップ、箸など)は、適切に洗浄消毒するなど特段の対応を図る。
・ 人と人が対面する場所は、アクリル板・透明ビニールカーテンなどで遮蔽する。
・ ユニフォームや衣服はこまめに洗濯する。
・ 手洗いや手指消毒の徹底を図る。(イベント会場の出入り口に張り紙を設置するなど)
※ イベント中、スタッフが参加者の体に触れる場合は、手洗いをよりこまめにするなどにより接触感染対策を行う。(手袋は医療機関でなければ特に必要はなく、こまめな手洗いを主とする。)
(トイレ)※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。
・ 便器内は、通常の清掃で良い。
・ 不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行う。
・ トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示する。
・ ペーパータオルを設置するか、個人用にタオルを準備する。
・ ハンドドライヤーは止め、共通のタオルは禁止する。
(休憩スペース)※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。
・ 一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしないようにする。
・ 休憩スペースは、常時換気することに努める。
・ 共有する物品(テーブル、いす等)は、定期的に消毒する。
・ スタッフが使用する際は、入退室の前後に手洗いをする。
(ゴミの廃棄)
・ 鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛る。
・ ゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用する。
・ マスクや手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗う。
(清掃・消毒)
・ 市販されている界面活性剤含有の洗浄剤や漂白剤を用いて清掃する。通常の清掃後に、不特定多数が触れる環境表面を、始業前、始業後に清拭消毒することが重要である。手が触れることがない床や壁は、通常の清掃で良い。
(その他)
・ 国内外の発生情報に注意し、状況の変化に応じて適切な判断と行動をとる。
・ 感染拡大警戒地域からの集客や参加を原則認めない。
・ 高齢者や持病のある方については、感染した場合の重症化リスクが高いことから、より慎重で徹底した対応を検討る。
・ 地域の生活圏において、地域での感染拡大の可能性が報告された場合の対応について検討をしておく。感染拡大リスクが残る場合には、対応を強化することが必要となる可能性がある。
※これまでにクラスターが発生している施設等でイベントを実施する場合においては、格段の留意が必要である。
以上、ご対応をお願い申し上げます。
BLUE SHIP事務局