海の未来を変える!カードゲーム体験と唐津の旅!
2022.08.30
こんにちは!BLUE SHIP編集長です。
8月23日(火)佐賀県唐津市で行われた唐津南高校 虹ノ松原プロジェクトチームとNPO法人唐津FARM&FOODさん主催の『CHANGE FOR THE BLUEカードゲーム体験会 IN KARATSU』に参加してきました!
CHANG FOR THE BLUEカードゲームとは、CHANG FOR THE BLUE in富山実行委員会と株式会社プロジェクトデザインが協業開発した、ゲーム感覚で楽しくごみ問題について考えることができる学習教材です!
「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲーム外部サイト
A街とB街の2グループに分かれて、どちらの街がより多くのごみを減らせるかを競います。
街の中で3人チームを作り、与えられた役割(仕事)の立場で、①「市民意識」を下げず、②「技術」が伴い、③「便利」さも減らさずに、「生活」と「仕事」面から「ごみ」を減らすことができると思った行動(カード)を選んで、4回チャレンジします。
まずは唐津市の海ごみの状況を知り、海ごみが増えるとどんなことが心配かをチームのみんなに伝えます。そして、ゲームスタートです!
今回、PRをかねて私はブルーサンタの格好で参加!唐津南高校 虹ノ松原プロジェクトチームの野崎咲柚ちゃんと不動産会社を営む社長さんと「木こり」という役割でごみを減らす方法を考えました。
選んだ行動(カード)を提出すると、結果が書かれたカードがもらえます。
例えば、結果のカードに「ごみ −1」と書いてあればマグネットを一つ減らすことできます。
私たちは、4回ともごみを減らし便利さも増やすことに成功!
途中、チェレンジごとに2つの街の結果発表と、他の役割のチームと情報交換し合います。難しいのは、環境に良かれと思って選んだ行動が、結果的に便利さを減らしたり、技術的に伴っていない行動であったり、市民意識を下げてしまったり、また環境に良いと思い込んでいた誤った情報がごみを増やしていた場合もあるのです。正しい情報を得る重要性を改めて感じました。
(↑ A街の結果)
(↑ B街の結果)
AもBの街もごみを減らすことに成功!
B街はなんとごみゼロに!A街はやや便利さを減らしてしまいました。
ファシリエーターさんによるスムーズな進行がゲームを盛り上げ、チャレンジごとの振返りの発表や情報交換の時間が多いのも特徴的で、大人もかなり楽しめるゲームでした!
(振り返りの意見発表。唐津南高校の学生さんもブルーサンタの格好で参加してくれました!ありがとう!)
(私はブルーサンタのPR!)
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そして第2部。
カードゲーム体験会の後は、とても興味深い4つのプレゼンテーションがありました。
■高校生が中心となって特産の松の葉を使用し、さまざまな商品開発を行う『唐津南高校 虹ノ松原プロジェクトチーム』
唐津市といえば、日本三大松原のひとつ『虹の松原』が有名です。その美しい財産を後世に繋ぐために保全・啓発活動、商品開発を行っています。
(8/25 唐津市内にある鏡山の展望台から唐津湾の海岸沿いに広がるのが「虹の松原」。絶景!)
(夜、大人は高校生たちが商品開発に関わったジンでジントニックを美味しくいただき、鏡山で松葉サイダーもいただきました!)
■佐賀県循環社会推進課 ”プラスマLIFE 佐賀”のプレゼンテーション
プラスティックごみの資源循環について取り組みを強化しています。
■株式会社ユーグレナ ”バイオマスプラスチック “のプレゼンテーション
現在、ユーグレナ、セイコーエプソン、NECの3社と東京大学大学院農学生命科学研究科教授と共同開発中のバイオマスプラスチック『パラレジン』。パラレジンは、微細藻類のユーグレナ(和名:ミドリムシ)が細胞内に蓄積する多糖類のパラミロンを使ったバイオプラスチックで、下水の中に存在する有機物の微細藻類ユーグレナを使用して開発中なんだそうです。今年今年ブルーサンタでは『ライスレジン』というお米由来のバイオマスプラスチックごみ袋を作ったこともあってとても興味深いです。
■佐賀県政策部政策チーム ”森川海人っプロジェクト 波戸岬クリーンアップ作戦“
「森川海人っプロジェクト」とは県が中心となってNPO団体・個人・企業・行政をつなぎ、佐賀の豊かな「森・川・海」を人が未来へつなぐ取り組みです。
観光地である『波戸岬ビーチクリーンアップ』も定期的に開催しています。
(8月24日(水) 波戸岬海岸
今年の11月にも開催されるので、私も視察に行ってきました。
砂浜は白砂青松という白い砂が綺麗で、波も穏やかで癒されます。
しかし、残念ながら漂流ごみのスポットがありました)
漂着ごみの問題は時間と労力がかかるかもしれませんが、佐賀県の取り組みの一つで、訪れた人が指定のごみ袋を使ってごみを拾うとサザエのつぼ焼きをプレゼントするという試みも考えているそうなので、今後楽しみです。観光地を綺麗にするための官民連携した良い事例だと思いました。
貴重なプレゼンテーションが終わり、懇親会の後終了となりました。今回のCHANGE FOR THE BLUE カードゲーム体験会、大変貴重な機会となりました!
全国各所で開催されているので、ぜひ皆さんも体験してみてくださいね!
現在募集中の体験会はこちら
https://www.projectdesign.co.jp/cfb/event/
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【CFBカードゲーム体験会 IN KARATSUに参加した企業や団体様】
海と日本プロジェクト佐賀実行委員会・BLUE SHIP・一般社団法人maiPLA・サガテレビ・NPO法人海さくら・NPO法人さが環境推進センター・NPO法人愛未来・佐賀県政策チーム・佐賀県循環社会推進課・佐賀県森林整備課・佐賀県環境課・ピノー株式会社・唐津市環境部・唐津市経済部・唐津市保健福祉課・唐津市議会議員・唐津市DXイノベーションセンター・ホンダカーズ佐賀株式会社・ホンダカーズ佐賀唐津インター店・株式会社博多大丸・大栄工業株式会社・株式会社バイオテックス・株式会社ユーグレナ・リコージャパン株式会社・株式会社富士・唐津西ロータリークラブ・株式会社ファミリーマート・九州電力株式会社・株式会社アスタスク・株式会社スマイルプランニング・株式会社サンエスライン・直売所 めぐみの里・東唐津小学校・小川中学校・鏡中学校・浜玉中学校・0100活動地域の輪・医療法人 あおぞら胃腸科・カレーしか勝たん唐津店・C hakra room・クリスタルアイ・塚本事務所・唐津学生会・横枕農園
『海と日本プロジェクト佐賀』さん制作の動画
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8月25日(木)、今回お声掛けくださった NPO法人 唐津FARM&FOODさんにお邪魔してプレシャスプラスチック」プロジェクトの手作り機械を使って廃プラのリサイクル体験をさせていただきました!
NPO法人 唐津FARM&FOODさんは、2020年から地元の方と移住者の方で構成されたメンバーで唐津の魅力を発信したり環境教育やビーチクリーン活動など唐津のために行政・学校・企業と連携して、幅広く複数のプロジェクトを進行中の団体さんです。
プロジェクトの一つ、『PRECIOUS PLASTIC 唐津』(BLUE SHIPご登録のURL:https://blueshipjapan.com/crew/karatsu)は、地域で出たプラスチックごみを再生し、新しい循環型社会を目指すプロジェクトです。
オランダ初のオープンソースで世界中のコミュニティと協働しながら進めています。
今回は、地元で集めたペットボトルの蓋を使って、手裏剣にリサイクルしました。
これ↓が、プラスチックを粉砕する人力の手作りの機械です。
↑この中にペットボトルの蓋を入れて細かく砕きます。
↑この箱は、お菓子の空き缶を再利用しています!この手作り感がいい!
細かく砕いたプラスティックを215度で熱し、柔らかくなったプラスティックを小さな穴から金型に流し込むのです。この時に全体重をかけてレバーを下に引きます。これが大変!でも楽しい〜
手裏剣の出来上がり!
あっつあつ!
この機会の作り方は、プレシャスプラスチックの公式サイトで全て説明されています。※英語です。
きっとあなたにもできる!?プラスチックリサイクルマシーンを作る方法!
とても楽しい動画なので、ぜひ見てみてください↓
商品化にはまだまだの段階でですが、地元の小学生が大喜びで体験する気持ちがわかります。私もワクワクしました!こういった体験で興味を持ってもらうことが大切ですね!
地元の特産品、絶品の佐賀牛をご馳走になりながら(ご馳走様でした!)、理事長の濱口さんとWEB担当の小嶋さんにお話を聞くと、唐津の素晴らしさを全国に発信したいという強い思いや、次世代を担う子供たちへの思いやりが伝わってきて、とても素敵でした。
今回は、CFBカードゲーム体験、佐賀県唐津市の海洋ごみについてのみなさまの取組み、唐津市の魅力をたっぷりと満喫してきました!山も海もあり自然が豊か、お肉もお魚も美味しい、市内に温泉もあって、唐津市とってもいいところです!
ぜひみなさんも、訪れてみてくださいね!
唐津市のみなさま、ありがとうございました!